悲報!賃貸不動産経営管理士試験難化へ
賃貸不動産経営管理士協議会からの予告!
先日、賃貸不動産経営管理士の資格更新手続きを行うにあたり、久々に主催団体のホーム
ページを訪れました。そこで、予期していなかったお知らせと遭遇することに・・・。
そのリリースは、2019年3月13日に「国家資格化を見据え、賃貸不動産経営管理士試験の
出題数と試験時間を変更」というタイトルで、2020年、つまり今年の試験から、試験時間が
90分から120分に、試験問題も40問から50問に変更することを明記。(同ホームページ)
国家資格化が期待される賃貸不動産経営管理士に必要な賃貸管理業務の高度かつ専門的な
知識と資質の厳正な検定の体制強化を図るとの宣言がなされておりましたッ!
私の会社では、賃貸不動産経営管理士の業務内容の平成28年改正時までに、業務上、必要
な社員は全て同資格を取得してしまっていたので、話題にならず、気づいていませんでした。

賃貸不動産経営管理士創設後の受験者数と合格率
年々難化傾向にある賃貸不動産経営管理士試験ですが、2019年実施試験の合格率は、
驚異の36.84%、合格点は29点/40問、合格者数は、8698人で、平成28年改正の影響
(賃貸不動産経営管理士の必置義務や、重要事項説明、記名・押印等、詳細はコチラ)
で受験者数が急増した経緯があります。合格点も定番の70%前後になってますねッww
試験実施年 | 合格点 | 合格率 | 合格者 |
2013年実施(平成26年) | 28点/40問 | 85.80% | 3,386人 |
2014年実施(平成27年) | 21点/40問 | 76.86% | 3,219人 |
2015年実施(平成28年) | 25点/40問 | 54.58% | 2,679人 |
2016年実施(平成29年) | 28点/40問 | 55.89% | 7,350人 |
2017年実施(平成30年) | 27点/40問 | 48.32% | 8,033人 |
2018年実施(平成31年) | 29点/40問 | 50.73% | 9,379人 |
2019年実施(令和1年) | 29点/40問 | 36.84% | 8,698人 |
賃貸不動産経営管理士試験創設以前、昔は余裕だった♪
先程の表を作った感想ですが、「いやぁ、試験を受けなおして本当に良かったなぁ♪」
実は、管理人は「賃貸不動産経営管理士」の資格を以前、「棄てた」(登録しなかった)
経緯があるのです。つまり、試験を改めて受けて、合格後に再度登録したんですねッww
業界の人は、ご存じかと思いますが、私は依然、財団法人日本賃貸住宅管理協会が主催
する講習を2日間受け、講習終了後の考課試験に合格し「賃貸住宅管理士」の資格試験に
合格しておりました。(合格後、しばらくして転職したため、登録はしませんでした)
防火管理士等と同じで、講師が「ここが出題されますッ、マーカーを引いて下さいッ」
という感じで、殆どの方が合格されてました。落ちた人は、ネタにされてましたッww
この「賃貸住宅管理士」と「賃貸不動産管理士」(賃貸不動産管理業協会主催)が紆余
曲折の中、統合され「賃貸不動産経営管理士」に一本化された経緯があります。旧制度
で合格されていた方々は、移行講習で賃貸不動産経営管理士となっているので、今後の試
験合格組との「レベル差」が懸念されますッww