こんな事にも使えたッ!火災保険♪
不動産の現場での火災保険について
不動産の現場にいると火災保険の話が話題になることが結構あったりします。例えば、マイホームを購入する場合、殆どの方が住宅ローンを組まれると思います。その場合、高確率で火災保険への加入が条件となっていたりします。
分譲マンションを購入した場合は、専有部分について所有者が火災保険を付保、共用部や施設に関しては、マンションの管理組合が火災保険を付保しております。
また、「民間」の賃貸物件に入居する場合は、これも高確率で、入居期間中の火災保険(正確には「家財保険」)への加入が義務付けられております。
こういった事情を背景に不動産会社では、火災保険の代理店業務を兼業しているケースが多く、社員にも火災保険の募集人資格を取得させる傾向がこれまであっていました・・・。

「火災保険」と「家財保険」その違いは?
不動産の現場にいると「〇〇の事故案件について、火災保険が適用できるのでは?」とか、「あの案件は、家財保険で処理できた?」とか社員が打ち合わせをしていることがあったりします。「火災保険」と「家財保険」、私も募集人資格をとらせられましたが・・・、微妙に意味合いが違うんですねッ!
ザックリいうと、「火災保険」は、建物所有者が加入できる保険で、建物を主に家財や、営業用の什器等についてもオプションで補償をかけることができるもの。「家財保険」は、賃借人が加入する保険で、
自己の家財を主に、オプションで個人賠償補償等をかけることができるもの・・・、的な認識ですww
賃貸の現場でのアルアル「家財保険」
管理人は、某地方都市の小さな不動産会社に勤務しているため、売買の案件はそう多くないのですが、賃貸の案件はそこそこあるため、毎年のように管理物件等で保険事故が発生しております・・・orz
賃貸管理の現場におられる方は、概ね、予想がついていると思うのですが・・・、ナンバーワンは
「水漏れ」の案件です。特に多いのが、洗濯機がらみの案件で、コンスタントに発生してますッww
最近の洗濯機置き場は、室内になっており、全自動洗濯機が主流。ボタンを押したらお仕舞いッ!
管理会社からの電話を無視していると、突然管理会社の従業員が来訪、事情を知り青ざめるッ!
「家財保険」に加入していれば、殆どの場合、保険事故に該当し保険料で原状復旧ができるので、階下の住民への平謝りで解決できるのですが、「家財保険」に未加入の場合、悲惨なことになります・・・。
こんな事案にも対応できたッ!
管理会社指定の「家財保険」は、家財保険を主契約とし、個人賠償補償等が付保されたパッケージ商品となっております。管理人がこれまで「賃貸」の現場で、「水漏れ」以外に家財保険を適用した事例をご紹介しますッ!
・化粧品類の蓋を洗面化粧台に落とし、洗面化粧台にひびが入ったッ!
・液晶テレビに物があたって、液晶にひびが入った!
上記に関しては「不測」かつ「突発的」な事案として保険金がおりましたッ♪
また、高齢化社会、単身世帯が主流になった昨今、タイムリーな事例もご紹介します。高齢の一人暮らしの方が室内で病死をされた事例。元気な方だったようで、訪問介護などを利用されていなかった為、死後の発見が遅れ、遺体のある畳には体液が・・・。室内は、腐乱した独特の匂いが漂う状況でした。
親族の方々(連帯保証人含む)には、大変申し訳なかったのですが、一通り、葬儀が落ち着いたところで、賃貸借契約の終了手続きについて話し合いの場を設けさせていただきました。その際に弊社指定の家財保険を確認したところ、「修理費用保険」が付保されているのを確認!「これはッ、使えるかも♪」
この修理費用保険は優れものだった♪
弊社指定の家財保険のパンフレットには「修理費用保険」の支払い事例として、以下の記述が・・・。
・入居物件内で被保険者がお亡くなりになったことを原因として、入居物件の清掃が必要となった。
・被保険者がお亡くなりになり、入居物件からの遺品の搬出を相続人等が依頼した。
早速、保険会社に確認したところ、保険金の支払い事例に該当するとのこと。これにより、ご協力いただいたご遺族の方の負担を少しでも減らすことができ、個人的に非常に喜ばしい結末を迎えることができましたッ♪
この事例は、今後多くの管理会社でも経験することになる事例だと思います。高齢者の方に加入していただく「家財保険」選びは、今後益々重要になる予感がしますッ!