某地方より新型コロナウイルスの悪影響
突然の訃報・・・、殿の事は忘れませんッ!
昨日は、管理人が幼いころから活躍をされていたお笑いのエンターテイナーこと「志村けん」さんが、新型コロナウイルスに感染し、お亡くなりになったとの突然の訃報を会社のFMラジオで聞き、大変衝撃を受けました。数日前よりヤフトピで状態が思わしくないとの報道があり、心配していたのですが、まさか、こんなに容体が急変し、こういった結果になろうとは思いもよりませんでした。ご冥福をお祈りいたします。

新型コロナウイルスが与える地方への影響
本日は、新型コロナウイルスが与えている地方への影響について、現役不動産会社の立場からブログに記事にしていこうと考えております。例年3月、4月は異動の時期であり、賃貸の現場はそれなりに忙しいのですが、今年もそれほど忙しくなかったような・・・orz 最も、管理人の地域では、新型コロナウイルスに感染されている方が比較的少ないこともあり、賃貸の異動もそれほど影響を受けなかったような気がしております。しかし、現在進行形で下記の事案が発生しており、日々事態は悪化しております。
1.商業施設のお客様が減り、営業時間の短縮につながっている。
2.夜の飲食店(居酒屋、スナック等)や、カラオケ、スポーツジムのお客様が大幅に減っている。
3.一部の製造業では部品の供給がストップし、ラインが止まっている。
4.企業においては、出張を自粛する動きが顕著となっている。(当然、歓送迎会は自粛)
5.介護施設や病院は外部からの面会謝絶となっている。
6.外国人観光客が大幅減となっている。
不動産賃貸業に与える新型コロナウイルスの影響
管理人の勤めている不動産会社では、賃貸管理業も行っているのですが、現在、夜の飲食店関係(居酒屋、スナック等)や、カラオケ店、スポーツジムなどから、悲鳴があがっているのを聞いております。一部の借主様からは、現在の窮状から「期間限定の賃料値下げの要望書」が届いております。これに関しては、最終的に家主様が決定する事案なので、私共がとやかくいうことではありませんが、双方にとって非常に厳しい状況で、且つ、我々管理会社自体も管理手数料の減額につながりかねない事案となっております。現在の状況は、はっきりいって、2008年のリーマンショックより厳しいと言えると思います。
新聞報道によれば、ホテルや商業施設を対象にした不動産ファンドで、ホテルの稼働率や、商業施設の売上低下に伴い、賃料が減り、分配金が減るのではという報道もなされておりましたが、管理人のいる地方でも、外国人観光客は激減しておりますし、商業施設も時短営業に追い込まれておりますので、全国的に影響がでていると感じます。
リーマンショックとの違いで唯一感じているのは、当時は、住居系賃貸物件を借りている法人より、従業員の社宅の賃料の減額要請があっていたのですが、今回はいまのところ、その動きはございません。これについては、レオパレスの動向(月次データの入居率 ▶ サイト)を注視したいと思っております。あのときは、レオパレスも法人需要の激減を受けて、創業の危機を迎えておりましたからね。
不動産売買に与える新型コロナウイルスの影響
既に不動産を購入され、現在ローンをお支払い中の皆様は、企業の時短営業や、工場ラインの停止などに伴い、収入が減っておられる方も多いのではないかと思います。特に管理人の地域では、夫婦合算や連帯債務で住宅ローンを組むケースが多いので心配しております。また、現在の企業活動が停滞している状況が続けば、新たに不動産を購入したいという層にも悪影響を与える可能性が高く憂慮しております。
また、新築の現場では既に「物」が入ってこないという悲鳴が上がっております。地元の工務店や卸業の方から聞いた話では、「トイレ」、「換気扇」、「IHクッキングヒーター」、「業務用エアコン」等が品薄になっており「引渡し」に影響を与えているということでした。近年のサプライチェーンマネジメントによる分業制により、部品の一部が外国製となり、その部品の一つが新型コロナウイルスの影響を受け、輸入できなくなると、ラインが止まり完成品ができないという事態を招いているようです。在庫管理の徹底も、品薄状態に拍車をかけているようです。
不動産業界の人々の間では「東京オリンピックまでは大丈夫」というワードが流行っていたようですが、東京オリンピックも1年延期となり、また、1年後も果たしてできるのかという不安を抱えている状態で、今後不動産業界がどーなるのか・・・非常に心配しております。私の給料も・・・orz