「管理業務主任者」の制度とは

 「管理業務主任者」とは、マンション管理業者が管理組合等に対して管理委託契約に関する
重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必要な国家資格者のことです。
 「管理業務主任者」となるには、管理業務主任者試験に合格し、管理業務主任者として登録
し、管理業務主任者証の交付を受けることが必要です。(主催者ホームページより抜粋)

業界人が思うこの資格の本当のところ

【メリット】
・業務独占規定があるため、マンション管理会社の就職に多少有利
・マンション管理会社に就職した場合、それなりの資格手当がつく
・区分所有法や建物設備などの知識が身に付く
・一般の不動産会社でも資格手当が貰える場合がある
・マンションの売買の際に多少お客様に知識をアピールできる

【デメリット】
・マンション管理会社では、フツー資格の為、希少性はない
・マンション管理会社は、組合員の調整等気を遣う場面が多い
・業務の都合上、土日や夜遅くに理事会等が開催される
・マンション管理会社以外の不動産会社では自己啓発系の資格に留まる
・マンションの組合員以外の人の認知度は極めて低い

【求められる能力】
・組合員や現地管理人、施工業者等と円滑に業務を進めるコミュニケーション能力
・議事録や総会開催の案内等、文書を作成する機会が多いため、文章能力必須
・お金を扱う仕事でもあるので、試験レベル以上の簿記・会計の能力必須
・建築設備に関する知識まで網羅できれば良いが、そこまでは不可能。

管理業主任者の資格試験概要(2019年実施分)

下記表は、2019年実施の管理業務主任者の試験概要です。詳細は主催団体にご確認下さい。

主催団体一般社団法人マンション管理業協会 ▶ ホームページ
受験資格事実上、特になし  ※2019年実施分
申込期間令和元年9月2日(月) ~ 10月1日(火)  ※2019年実施分
試験範囲民法、区分所有法、マンション標準管理委託契約書他  ※2019年実施分
試 験 日令和元年12月1日(日) 午後1時から午後3時まで  ※2019年実施分
受 験 料8,900円(非課税/振込手数料は申込者負担となります)  ※2019年実施分
合格発表令和2年1月17日(金)  ※2019年実施分
合 格 率23.2%(合格者数3,617人/受験者数15,591人)  ※2019年実施分の結果
合 格 点34問/50問  試験はマークシート方式の4枝択一式問題  ※2019年実施分
そ の 他マンション管理士試験合格者は、一部試験の免除あり  
登 録 料登録料4,250円/主任者証の交付手数料2,300円  ※2019年実施分
更 新 料主任者証の更新手数料2,300円/5年毎  ※2019年実施分

「管理業務主任者」に関するブログを纏めて掲示します♪

 不動産会社の現役社員である管理人が書き綴ったブログのうち、「管理業務主任者」
をテーマとして取り扱った各記事を再分類のうえ、一覧ページにしてみましたッ!
※新着のブログ記事を随時、再分類で掲載しますので、常に変動があるページです♪

管理業務主任者の資格試験に関すること

(1)令和1年度 管理業務主任者試験結果 (2020年1月17日投稿) ▶ ブログ